●はじめに
忙しい日常の中で、自分への癒しのひとときが欲しくありませんか?
癒しのひとときを与えてくれるものといったらなんでしょう。
わたしはアロマテラピーが思い浮かびました。
そこで、馬油と精油を使って、心と肌にやさしいアロマ馬油を作ったらどうだろう?と思いました。
馬油でお肌にイキイキを。
アロマで心に安らぎを。
今回は、精油(アロマオイル)についての解説から、オリジナルアロマ馬油の作り方まで書いてみました。
ぜひ最後まで読んでくれるとうれしいです!
●精油ってなんだろう?
精油(アロマオイル)は、植物の香り成分を抽出した液体のことをいいます。
花や葉はもちろん、皮や根などからも採れる、天然のエッセンスです。
大量の原料から、ほんの少ししか採れない貴重なものなんですよ。
100%の精油は、とても高濃度に濃縮してあります。
例えばラベンダーですが、花の重量の1/100ほどしか精油として採れないそうです。
どれほど貴重かわかりますね。
●精油の効果とは?
精油の癒し…アロマテラピーと聞くと、より身近に感じるかもしれませんね。
直接嗅いだり、蒸気にして吸い込んだり、化粧品に混ぜたものを肌に塗ったりすることで、さまざまな効果を得ることができます。
例えば…
・ストレス軽減
・気分のリフレッシュ
・睡眠の改善
・抗菌・抗炎症作用
・消化不良の緩和
などなど…
昔から私たちの心身のために使われてきたもの、それが精油なんです。
●オリジナルアロマ馬油の作り方
精油は高濃度なぶん基本的に強力で、肌に直接つけることはできません。
(例外として、ラベンダーやティーツリーがあります)
直接つけると皮膚への刺激を強く感じたり、アレルギーのような症状が出ることもあります。
ですが、希釈することで肌にもつけることができるようになるんです。
今回は、そんな精油を馬油に混ぜてオリジナルのアロマ馬油を作ろうと思います。
作り方は簡単!
好きな精油を馬油に混ぜるだけ!
といってもどれくらい混ぜていいか、わからないですよね。
馬油に対して1%くらいの精油を混ぜるだけでOK。
大体、大さじ1に対して2〜3滴くらいですね。
ここでポイント。
買ってきた馬油のビンに直接精油を入れると、使い切るまでに精油の効果が薄れる可能性があります。
光を通しにくい小さい容器にちょっとずつ作って、早めに使い切る方法がいいですよ。
(その方が、短期間にいろんなアロマの香りを楽しめますしね♪)
●個人的おススメ精油
ここで馬油に混ぜたい!個人的おススメ精油の紹介です。
(1)ラベンダー
ラベンダーは肌にも優しいので、初心者さんにおススメです。
その効果は、高い鎮静作用。
緊張した心や体をスッと落ち着かせてくれます。
また、ラベンダーには自律神経を整えてくれる効果もあります。
眠れない夜にその香りを嗅ぐことで、心地よい睡眠にいざなってくれますよ。
:ラベンダー精油ひとくちメモ:
ラベンダーの精油は、直接肌につけてもいい数少ない精油のひとつです。
綿棒に原液をつけてニキビに塗ると、抗炎症作用で治りが早くなりますよ。
(2)イランイラン
アジアンテイストでエキゾチックな甘い香りといえば、このイランイランです。
不安やイライラを和らげてくれる効果があります。
。
過敏になった神経を静めてくれるので、心と身体のバランスを整えたい人におススメです。
:イランイラン精油ひとくちメモ:
イランイランの精油には、皮脂の分泌を抑えてくれる作用もあります。
頭皮スプレーにちょっと混ぜて使うことで、べたつく頭もスッキリしますよ。
香水をつけなくても、頭からいい香りがするのも良いですね♪
(3)ペパーミント
ペパーミントといえば、スーッとする清涼感のある香りが特徴的ですね。
その香りでリフレッシュもできますし、眠気覚ましにもバッチリです。
なので、夜よりは朝のお手入れ時に使いたいですね♪
抗菌、抗ウイルス、消臭、鼻づまりにも効果があるんですよ。
:ペパーミント精油ひとくちメモ:
ペパーミントの精油には、というか香りには、虫よけ効果があるんです。
体に使うだけで嫌な虫が寄ってこなくなるのは嬉しいですね♪
馬油に混ぜて体に塗るのもよし、エタノールに混ぜて服にスプレーするのもよしですよ。
●精油を扱うときの注意点
馬油に混ぜて使うとアロマの香りも楽しめちゃう精油ですが、注意点もあります。
(1)肌に直接つけない
精油は非常に高濃度で、肌に直接つけると刺激を感じたりします。
ラベンダーやティーツリーのように直接肌に付けてもいいもの以外は、直接触ることは厳禁です。
馬油と混ぜるときも、透明手袋とスポイトを使って肌に触れないように注意しましょう。
(2)パッチテストをする
肌に使うものはなんでもそうですが、パッチテストをすることが大事です。
精油をエタノールなどで希釈したものを手首や腕の内側につけ、24時間程度様子を見て、アレルギー反応がないかチェックしましょう。
(3)光毒性がないか確認する
精油には、肌についた状態で紫外線に当たると皮膚がダメージを受けてしまう作用をもつものがあります。
これを「光毒性」といいます。
例をあげるとレモンやグレープフルーツ、なかでもベルガモットの精油には強い光毒性があります。
もし光毒性のある精油を使いたいときは、日中は絶対に避けて、おやすみ前に使うといいでしょう。
(ちなみに、光毒性作用を起こす物質を抜いた「FCF(フロクマリンフリー)」というのがあるみたいです)
(4)使う対象に気を付ける
精油には、妊娠中の方だったり乳幼児、または高齢者や健康状態がよくない方が使うとよくないものもあります。
特に、妊娠中の場合は子宮を刺激する精油もありますので、絶対に避けなければなりません。
また、精油は目や口に入ってしまうのも避ける必要があります。
乳幼児に使う場合は、その点からも注意が必要です。
(5)保管方法に気を付ける
精油は、直接光が当たったり高温下、また湿気、空気にふれると成分が変化してしまいます。
馬油と混ぜる場合はもちろん、精油だけで保管する時もそれらの点に注意しましょう。
●さいごに
アロマテラピーと馬油を組み合わせることで、スキンケアをしつつ癒しも手に入るってうれしいですよね。
この新しいスキンケア体験、ぜひ自宅でやってみませんか?
いままでと違う自分に出会えるかもしれませんよ。
もちろん、用法・用量はきちんと守って行いましょう♪
それでは素敵な馬油(&精油)ライフを!
最後まで読んでいただきありがとうございました!